旅先で愛猫への恋しさが募る
ここ数年は遠出ができず、友人との旅行も延期が続いていたけど、
この夏、ついに実現する日がやってきた。
ワタシははやる気持ちを持て余し、早くもキャリーケースを広げて荷造りを始めると、
物陰からそっと様子をうかがう2匹の猫たち。
こういうときの猫らは本当に目ざとい。
そして、隙あらば、我先にとキャリーケースの中に潜り込もうとするので、
ワタシは右手で荷物を詰めながら、左手で猫たちを抑えるという、
なんともアクロバティックでせわしない作業を行わなくてはならない。
何とか荷造りを終えたワタシは猫たちに話しかけた。
「3日間だけ留守にするけど、キミたちのことはペットシッターさんにお願いしたから心配はいらないよ。ワタシがいなくて寂しいと思うけど、たった3日間だけだからね」
何となく不服そうな表情を浮かべる猫たち。
その姿に後ろ髪を引かれつつ、ワタシは家を後にした。
旅行初日の夕方。ワタシの元にはペットシッターさんからの猫だよりが届く。
猫たちの様子を細かく記したメモのほか、普段よりも格段に美味しいおやつをもらい、
お気に入りのおもちゃでたっぷり遊んでもらって、
ものすごく楽しそうな猫たちの写真や動画も。
それが本当に楽しそうで、何年も一緒に暮らしているワタシも思わず嫉妬するほどだ。
ペットシッターさんからは、「とってもいい子たちで仲良くやっています。こちらのことは気にせず、楽しんでくださいね」とメッセージも寄せられた。
わかっているさ。ワタシが旅先で楽しめるのは、信頼できるペットシッターさんに猫たちを預けることができたからだ。
こんなに嬉しいことはないのだけど……、一抹の寂しさも胸に宿る。
そのせいか、旅先で猫を見かけると、
つい留守番中の愛猫たちの姿を思い浮かべてしまう。
「早くおうちに帰りたい……」
どうやらワタシの方がホームシックになってしまったようだ。
明日、家に帰ったら猫たちとたくさん遊ぼう。
そして、ぎゅっと抱きしめるんだ。
タラとトラウトサーモン 200g for Cat
繊細な旨みのドイツ産タラをメインに、鮮度抜群のトラウトサーモンやイカを合わせた豪華なコンビネーション。かぼちゃを加えて甘みをプラスしました。
※加熱処理されたイカは、愛猫の健康に影響を及ぼすことはありません。