どんなペットフードでも、急に新しいものに切り替えると愛犬・愛猫が軟便や下痢になったり、嘔吐してしまうケースがごくまれにあります。

これは、フードの成分や水分量が変わることで消化器系がすぐに適応できず、消化不良を起こしていたり、腸内環境が変化しているためと考えられます。

そのため、いきなり全量を切り替えるのではなく、今までのフードに少しずつ新しいフードを混ぜ、ゆっくりと切り替えていくことが大切です。

1日目は1割、2日目は2割といった具合に、毎日1割ずつ新しいフードの割合を増やし、10日間ほどかけて切り替えましょう。

おなかのトラブルを起こしやすい場合や、ドライフードから水分量の多いウェットフードに切り替える場合は、もう少し時間をかけてゆっくり移行してもよいでしょう。

最初は軟便や下痢、嘔吐の症状があっても、新しいフードに慣れて腸内環境が整うことで徐々に治っていくので、ペットの体調や便をチェックしながら様子を見てください。

ただし、下痢や嘔吐をすると脱水症状になりやすいため、しっかりと水分補給は行いましょう。

また、10日間経っても正常な便に戻らない時や嘔吐が続く時、かゆみなどのアレルギー反応を起こしている場合は、新しいドッグフードが体質に合わない可能性もあります。その場合は、元のフードに戻すか、別のフードをお試しください。